惨状と説教

誰か山から降りてきてほたえてから山に帰っていく記事。ブログ

京都の室生口大野駅から室生寺まで徒歩でいくと何分かかるかについて(別手段との比較あり)

はじめに~いいから歩きでいったらどんだけかかるのか教えろよ、という方に~

 まず前提として、室生口大野駅から室生寺まで行くのには、車道を行くルートと東海自然歩道という未舗装のルートがあります。
 以下を読んでいただくとわかるのですが、この記事を主にあてて書いているのは、室生口大野駅で本数の少ない室生寺行きバスを逃してしまい、時間を気にしている方です。よって、所要時間のかかる東海自然道については、はじめから選択肢から除いてしまっているので、そのことをふまえて読んでいただければと思います。
 
 本題。京都の室生口大野から室生寺までは約6〜7km、道はほぼ平坦、ところどころ緩い坂道。徒歩で歩くと成人男性が寄り道なしで早足で歩いて約60〜70分かかります(確認済み)。
 室生口大野から室生寺までは、60分間隔でバスが出ています(11時20分のバスのみ、次のバスが13時00分となり100分間隔が空く。くわしくはお寺の公式サイト参照)。
 バスに乗ると約15分ほどで室生寺に着きます。
 
 東海自然歩道を行った場合ほどではないですが、車道を行っても豊かな自然を満喫できます。よって、あえて歩くことで途中の景色を楽しみたい、もしくはよほどお金が惜しい、などの事情があれば、室生寺まで歩くのは有りです。
 一方、バスを待つ時間が惜しい、という理由で歩くのは、上記した所要時間の関係で、やめた方が賢明です。バスを待たずに歩き始めてもそれほど時間は稼げず、最悪途中でバスに追い抜かれます(上記の100分間隔の時間帯を除く)。俺はまずこのことを伝えたかった。
 
 ちなみにバスは逃したが次のバスをどうしても待ちたくない、という場合は、駅前でタクシーを拾う選択肢もあります。タクシー代は2000円超と思われ(2017年2月現在。推計)、時間と出費との天秤になります。
 

つづいて~複数の選択肢を比較したい方に~

 いまこの記事を読んでいる方はこれから室生口大野に向かうところでしょうか。それとも、室生口大野で降りたはいいが、俺と同じように一時間に一本しか来ないバスを運悪く逃したところでしょうか。
 室生口大野で降りた方、そちらはいま春でしょうか。夏でしょうか。それとも、俺と同じように分厚い雪片舞い落ちる極寒の真冬でしょうか。
 「歩いて室生寺までいったら果たしてどのくらい?」そんな疑問をお持ちだとしたら、結論は上に書いたとおりですが、まだ時間はありますか。俺と同じように、携帯電話の電池が切れかかっていたりしませんか
 室生口大野から室生寺に向かうには、大まかに言って5つの手段があります。もしまだ時間があれば、読んでください。
 

1.バス

 片道430円支払うのに抵抗がなく、特に室生寺までの道中に興味がない場合、バスがおすすめです。所要時間は約15分です。
 欠点は上記したとおり一時間に一本しか来ないことですが、それを除けば、早く着きそれほどお金もそれほどかかりません。
 

2.タクシー

 片道2000円以上支払うことに抵抗がなく、またバスを待つ気がない場合の選択肢です。所要時間はバスと同じく約15分です。
 欠点はやはり高いこと、また、駅前にいるかどうか確証がないことです。
 

3.自転車(レンタサイクル)

 実は、室生口大野駅前から歩いて5分の室生地域事務所で、4時間以内1000円で自転車を借りることができます(2017年2月現在)。室生寺までは、片道30分程度と思われます。
 バスを待つ気がなく、タクシーも高いと感じる場合の選択肢です。
 欠点は、天候が荒れた場合は向かないこと、また、当然帰りも乗って帰って返さないといけないことです。
 ただ、室生寺までの道のりはそこまで厳しくないため、弱虫ペダルばりに激コギするつもりでなければきつくないと思います。
 道中の景色を楽しめるのもそれなりの利点です。道に沿うかたちで川が一本走って室生寺までついて来てくれて、チャリの速度で一緒に山を走るのはけっこう爽快で気持ちいいと思います。
 

4.徒歩

 上記したとおりです。室生寺に早く着くためバスを待たずに室生口大野から歩く」という判断はまず成立しません。
 バスに乗り損ねた者として、もう歩いた方が早く着くんじゃねえか?(金もかからないし)、と考えてしまうのがおそらく人情だと思いますが、本当に早く行きたいなら潔くタクシー、ムリならチャリ、もしくは次のバスを待つ、が、おそらく正解の選択肢です。
 強引に歩き始めても、途中で後ろから来たバスにつかまる可能性が高いです。ただ、早く着けるわけではないですが、あえてこの後から来るバスを利用するルートはあります(次の項)。
 

5.徒歩→バス

 室生寺までの道中には、いくつかバス停があります。また、途中からバスの自由乗降制区間に入るため、バス停でない路上でも手を挙げて運転手さんに知らせればバスに乗せてもらえます。
 これを利用し、道中の道のりを楽しみつつ、歩くのがダルくなったらバスに乗ることも可能です(もちろん室生寺に着く時間は室生口大野でバスに乗った場合と一緒)。
 欠点は、最低でもバス停や自由乗降区間までは徒歩で行かないといけないことです。
 タイミングの取り方を失敗するとバスをつかまえられず、全て歩くことになるため、現在時刻と現在地点に注意しましょう。個人的には、室生口大野駅に次のバスが来るまで30分を切っていたら、歩き始めるのは危険な気がします。
 

おわりに~美しき五重塔を目指して~

 この記事は、過日室生寺に行くときにバスを逃してうかうかと駅から歩き始めて後悔した経験を原動力に書かれました。

 室生寺までの道のりは自然が多くて美しく、それをゆっくりと堪能できたことはいい思い出ですが、この感想は93%ほどの負け惜しみを含んでおり、おそらく普通にバスを待って乗った方がよかったものと思われます。

 ここに書いたものが、室生寺への旅行をひかえてどこかでのんびり情報を集めている方の参考となれば、それはそれでとてもありがたいことですが、俺は誰よりも、室生寺大野の駅前でバスを逃し途方に暮れているあなた、そこのあなたにアドバイスをしたかった。

 室生寺への徒歩は覚悟の道、修羅の道です。いさぎよく何か乗り物を使うべきです。それでも一歩を踏み出すなら、それはそれで得るものがあることを、けして否定はしませんが。

 この記事があなたの判断の一助になればそれにまさる幸いはありません。

 

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 たどりついた室生寺五重塔は、想像よりも小さく、しかしおそろしく精緻な、緋色が美しい建物でした。