2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤクザと呪術師について ①

www.yomiuri.co.jp ある人が呪術師を名乗る者から「いま、お前に呪いをかけた」と言われた。 その人は非科学的なことには興味がなかったが、そんなことを言われて、なんとなく嫌な気持ちになった。 一年後、その人は重い病気を患った。 はたして、呪いは本物…

中の人がんばれ、と思ってしまうことについて

www.moomin.co.jp 企業が何かやらかしたり、一つのプロジェクトがご破算になったときに、倫理や善悪とは別の回路で「おおう…」と嘆息してしまうことがあって、つまりは、事業に携わっている「中の人」への同情なのだった。 今回の場合でいえば、提携を解消さ…

生き物と人間について

早めに夕飯を食べたら、20時過ぎたばかりのおかしな時間に睡魔に襲われてしまい、しばらく横になっていた。 まどろみの中で出どころのよくわからない音をずっと聴いていた。何かが硬いものにぶつかるような、かつ、かつという音だ(怪談ではない。念のため)…

じいさんの墓を潰すかどうかで考えたことについて(後編)

sanjou.hatenablog.jp ちなみに、前出のサイトでは故人にバーチャルの花を手向けたり線香をあげたりすることもできる。 なんだかなあ、いちいちデジタルで安っぽいんだよなあ、と「死んだら自我は消滅」派にもかかわらずウェットな感想をもちつつ呆れてしま…

じいさんの墓を潰すかどうかで考えたことについて(前編)

先日、祖父母の骨が納まっている墓の整理について母と叔母(ともに還暦過ぎ)と話す機会があった。 祖父は次男だったため、まだ存命中に自分のための墓を買い、死後はそこで眠ることになった(などと書いているが、俺は世事に疎いのでその辺の慣習をよく知ら…

マルク・デュガン『透明性』の感想について

あらすじ 西暦2068年、グーグル社は個人情報の取得を対価として人々に様々なサービスを提供する事業を推し進めていた。体調を含む個人的な情報をリアルタイムで企業に送信することで、個人は完全に透明な存在となり、このようにして収集されたデータが形成す…

会話について(サッカーボール編)

夕方、海岸で本を読んでいるときのこと。少し離れたところで、父親らしき男性とその息子と思われる8、9歳ぐらいの男の子が、サッカーボールでパスを回して遊んでいた。 少年はなかなかボールさばきが巧みだ。男性が蹴ってよこした球をつま先で受け、勢いを流…

シリアスな場面にぶち込まれるギャグはなんのためか、について

前回の記事の内容(下記)から、いくらか続いているんですけど、こんなことを思ったという話。 sanjou.hatenablog.jp 面白い作品は、マンガに限らず、シリアスの中に笑えるところが入っていることが多いと思う。 これは、その物語がいわゆるギャグパートと真…

狂った犬のように走ることについて

tonarinoyj.jp 『ゴールデンカムイ』の最新話まで無料公開、というすさまじいキャンペーンが始まっている(9/17まで)。 もちろん、これを契機にして最新の単行本を買ってくれれば、あるいはグッズを買ってくれれば、といった利益を見込んだうえでの判断だろ…

怠け者の使い方について

職場で割と大きなプロジェクトについて他の部署の人から説明を受けていたときのこと。 俺の部で管理職を務めている者の何人かが、説明の内容について枝葉末節をいじり回すようなケチをヘラヘラしながらつけるのが続いたので、なんとなく気持ちがイラ立ってし…

彼女/彼とそうじゃない新しいものについて

あるPodcastを聴くためにSpotifyに登録したら、アカウントをつくるときに確認される性別に男性・女性に続いてノンバイナリーの項があり、時代だなあ、と思った(揶揄も称賛もありません)。 当事者たちがこれで生活しやすくなるなら、いいことだろうと思う。…