惨状と説教

誰か山から降りてきてほたえてから山に帰っていく記事。ブログ

思うこと

2021年10月3日について

バナナマンのラジオ番組である、『バナナマンのバナナムーンGOLD』を聴いていたときのこと。 番組中で『部屋とYシャツと私』が紹介されていて、(MCの設楽も言っていたが)はじめて、ちゃんと歌詞を耳にする機会になった。 愛するあなたのため 毎日磨いてい…

2021年9月26日について

午前、歩いて15分ぐらいの距離の浜まで散歩に行く。 天気はかすかに曇天。まだ海に入れる気温ということもあって、人出は割りと多い。 しばらく海を見ていたが、立ったままでいるのが疲れてきたので腰を下ろし、その後肘を枕にして横になった。日光で温めら…

ヤクザと呪術師について ①

www.yomiuri.co.jp ある人が呪術師を名乗る者から「いま、お前に呪いをかけた」と言われた。 その人は非科学的なことには興味がなかったが、そんなことを言われて、なんとなく嫌な気持ちになった。 一年後、その人は重い病気を患った。 はたして、呪いは本物…

中の人がんばれ、と思ってしまうことについて

www.moomin.co.jp 企業が何かやらかしたり、一つのプロジェクトがご破算になったときに、倫理や善悪とは別の回路で「おおう…」と嘆息してしまうことがあって、つまりは、事業に携わっている「中の人」への同情なのだった。 今回の場合でいえば、提携を解消さ…

生き物と人間について

早めに夕飯を食べたら、20時過ぎたばかりのおかしな時間に睡魔に襲われてしまい、しばらく横になっていた。 まどろみの中で出どころのよくわからない音をずっと聴いていた。何かが硬いものにぶつかるような、かつ、かつという音だ(怪談ではない。念のため)…

じいさんの墓を潰すかどうかで考えたことについて(後編)

sanjou.hatenablog.jp ちなみに、前出のサイトでは故人にバーチャルの花を手向けたり線香をあげたりすることもできる。 なんだかなあ、いちいちデジタルで安っぽいんだよなあ、と「死んだら自我は消滅」派にもかかわらずウェットな感想をもちつつ呆れてしま…

じいさんの墓を潰すかどうかで考えたことについて(前編)

先日、祖父母の骨が納まっている墓の整理について母と叔母(ともに還暦過ぎ)と話す機会があった。 祖父は次男だったため、まだ存命中に自分のための墓を買い、死後はそこで眠ることになった(などと書いているが、俺は世事に疎いのでその辺の慣習をよく知ら…

会話について(サッカーボール編)

夕方、海岸で本を読んでいるときのこと。少し離れたところで、父親らしき男性とその息子と思われる8、9歳ぐらいの男の子が、サッカーボールでパスを回して遊んでいた。 少年はなかなかボールさばきが巧みだ。男性が蹴ってよこした球をつま先で受け、勢いを流…

シリアスな場面にぶち込まれるギャグはなんのためか、について

前回の記事の内容(下記)から、いくらか続いているんですけど、こんなことを思ったという話。 sanjou.hatenablog.jp 面白い作品は、マンガに限らず、シリアスの中に笑えるところが入っていることが多いと思う。 これは、その物語がいわゆるギャグパートと真…

狂った犬のように走ることについて

tonarinoyj.jp 『ゴールデンカムイ』の最新話まで無料公開、というすさまじいキャンペーンが始まっている(9/17まで)。 もちろん、これを契機にして最新の単行本を買ってくれれば、あるいはグッズを買ってくれれば、といった利益を見込んだうえでの判断だろ…

怠け者の使い方について

職場で割と大きなプロジェクトについて他の部署の人から説明を受けていたときのこと。 俺の部で管理職を務めている者の何人かが、説明の内容について枝葉末節をいじり回すようなケチをヘラヘラしながらつけるのが続いたので、なんとなく気持ちがイラ立ってし…

彼女/彼とそうじゃない新しいものについて

あるPodcastを聴くためにSpotifyに登録したら、アカウントをつくるときに確認される性別に男性・女性に続いてノンバイナリーの項があり、時代だなあ、と思った(揶揄も称賛もありません)。 当事者たちがこれで生活しやすくなるなら、いいことだろうと思う。…

俺たちは何年クリエイティブに寿司を握れるか、について ③

今週のお題「寿司」 sanjou.hatenablog.jp 実業家の堀江氏が以前語っていたところによると、従来は寿司職人になるのに10年間の下積み期間が必要とされていたが、寿司を握る技量を身につけるのに、本来はそんなに長い時間はいらないのだ、と。 一方、まったく…

俺たちは何年クリエイティブに寿司を握れるか、について ②

今週のお題「寿司」 sanjou.hatenablog.jp こういうものを書いた。 で、じゃあ未来の労働において最大の価値をおかれるのは創造性である、という世界が到来して、寿司屋になんの関係がある、という話なんですが。 ここでもう一つ加えて意識しておきたいのは…

俺たちは何年クリエイティブに寿司を握れるか、について ①

今週のお題「寿司」 と言いながら、まあ寿司自体にはよくて数%、世の中の何か実態みたいなものには、0.1%ぐらいかすっていたらラッキー、みたいな話なんですが。 何年か前、実業家の堀江貴文氏いわく「寿司の修行に何年もかける必要はない」という主張があ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の感想とか、90年代の雰囲気とかについて ①

はじめに いまさら『序』ですか。 そうなんです。 本当にいまさらだと思う。 理由を二つ挙げると、まず、もうすぐ新劇場版の完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の劇場公開が終了するというのがあった(というか、多くの劇場ではすでに終わってい…

深更について

亡くなった祖母は「○○(俺のことだ)の前世は夜鷹だ」とよく言った。夜鷹というのは夜道で男の袖を引く江戸時代の娼婦のことで、俺が深夜に外を歩き回るのを好んだから、そう呼ばれたのだ。 特に目的があってそうするわけではなく、俺は0時~2時頃の街の雰囲…

会話について

職場に向かう途中の四つ辻にベビーカー、小さい男の子が乗っていて、お母さんらしき女性がその後ろに立ち止まってスマートフォンを見ている。道でも調べているのだろうか。 男の子が身をぐいぐい乗り出し、自分の前方に指を示して「う。う」と言う。「行け、…

日記について

海辺をランニングしていた。夕焼けがものすごい日で、西の空にのったりと広がった雲が夕陽をあますところなく受け止めていて、それが雲の隆起やうねりを複雑な色彩の反射によって照らし出していた。 その夕焼けを浜で見ていたら、若い女の子二人に夕陽を背景…

子どもについて

仕事の帰り道で横断歩道をわたってるとき、向こうから3~4才ぐらいの子どもが走ってきた。ずいぶん小さいのがいるな、と思っていたらその向こうにお母さんがいたのだった。 横断歩道を駆けていこうとするその子にお母さんが「止まって止まって」と声をかけて…

地元について

今週のお題「住みたい場所」 ということで。 23時前、ほろよいというリキュールのハピクルサワーフレーバーがいきなり飲みたくなって、コンビニまで探しに行った。売っている店舗を把握してはいないので、見つかるまでハシゴする覚悟だった。 かつての「住み…

京極夏彦作品に感じる違和感とフィクションにおけるイカレポンチの扱いについて

はじめに 2~3月にかけて狂ったように京極夏彦の『巷説百物語』シリーズを読んでいた。 面白い。ファンといってよいかもしれない。 しかしその一方で、実は、読みながら違和感を感じる瞬間があった。 それもたまにではない。多々あった。 俺はこの違和感につ…

芸術は本当の本当にゴミなのかもしれないことについて。その1

はじめに いきなりで恐縮ですが、これまで31年生きてきて、けっこう小説とか戯曲とかを読んできました。ここで、俺の好きな作品の上位10作を紹介してみたいと思います(順不同)。 ・『告白』 町田康 ・『行人』 夏目漱石 ・『淵の王』 舞城王太郎 ・『ねじ…

シャチの挨拶と菩薩の拳、あるいは0.9でもいいじゃないかと思うことについて

はじめに www.cnn.co.jp シャチがハローと言ったようである。 本人は自分が何を言ったのかわかっていないらしい。しかし、人間にハローと言うと人間もハローと返してくること、人間が遠くにいるときにハローと言うと人間がこっちにやってくることがわかった…

貴志祐介作『ダークゾーン』の感想と、デスゲームを面白く描くことの難しさについて

はじめに。『ダークゾーン』の感想。 なかなか良かったのではないでしょうか。 と言っても、前半が最高に面白くて、途中相当中だるみして、最後盛り返す、というアップダウンがあったので、「平均すると」なかなか良かった、という感想が正確なところです。 …

植物すごいぜと思うことについて

昨年末に植物の鉢を一つ買った。 きっかけは、BRUTUSで植物の特集をやっていて、アホのようにそれに影響されたからである。ちなみに、この特集自体はしゃれおつな写真とわかりづらい専門用語ばかりの解説とあたりさわりのない紀行文とが寄せ集められた、いか…

友人同士のお笑いコンビについて

友人同士で結成されたお笑いコンビが好きで、コンビ仲など良いと大変ほほえましい。ダウンタウンとか。さまぁ~ずとか。 実際のところはそうずっと仲良くもしていられないと思うのである(さまぁ~ずは本当に仲よさそうだけど)。 ファンの人に具体的な仲良…

『極楽とんぼの吠え魂』復活に寄せることについて~放送当日編~

目の前の相手を「こいつ人として終わってんな」といつ思うかというと、ギャンブルで借金があることを知ったときでも家族や恋人に暴力を振るってることを知ったときでもなくて、そいつが自分の笑いのルーツを語り始めたときに思う。 「俺が面白さを感じるもの…

奈良の室生口大野駅から室生寺まで徒歩でいくと何分かかるかについて(別手段との比較あり)

はじめに~いいから歩きでいったらどんだけかかるのか教えろよ、という方に~ まず前提として、室生口大野駅から室生寺まで行くのには、車道を行くルートと東海自然歩道という未舗装のルートがあります。 以下を読んでいただくとわかるのですが、この記事を…

不時着…「航空機が故障・燃料不足・悪天候などのため運航不能となり、目的地以外の場所に着陸すること」について

今日こちらに来ると言っていた知り合いから電話があったので出てみると、来る途中で乗っていた飛行機が不時着してしまったのだという。 「え?マジですか。大丈夫すか」 「うん、大丈夫大丈夫。でさ、見に来る?飛行機」 「え、不時着したやつですか?」 「…