悪夢

悪夢について4

俺は政府の要職で、他の高官たちと一緒にある国との会議に参加していた。 その国の会議室で、俺たちは相手から敵意のないことを示せと求められた。何があっても抵抗できない姿勢で地べたに体を預け、こちらを完全に信頼していることを表せ、という。 不思議…

悪夢について3

友人と一緒にいて、そいつが「俺の叔父さんがさあ、」と親戚の話を始める。 あたりが妙に暗い。誰もいない工場のような、地下室のような、知らない機械がたくさんあって室内を無数の配管が走っている。 「別の叔父さんがさあ、」と友人はまだしゃべっている…

悪夢について2

知人から犬を預かった。むくむくしたぬいぐるみのような小型犬で、よく知りもしない俺のことを嬉しそうに嗅ぎまわって後をついてくる。俺も楽しくなって、よせばいいのに友達と路上でサッカーをするのにその犬を連れていった。 犬は跳ね回るようにして俺と…

悪夢について

何をしていたのかわからないが職場にいたら、隣で役員と話をしていた会計課の課長が突然、「はい! はい! 少々お待ちください!」と叫ぶと、命令された、というより社会人としての義務感、といったような切迫さをあふれさせながらこちらに飛んできて、俺の…