音楽イベント観に行くのを「参戦」とか言いだしたら人間もう終わりだな、と思っている。
なんかわざわざ人に言って聞かせてる感じがするじゃないか。うるっせーつぅんだよ。どうせ俺には一緒に行く相手はおろかそういうこと言う知り合いもいねえよ、ってんで面白くない気分になる。
というわけでソニックマニア(幕張メッセで開催されているサマーソニックの前夜祭的なやつ)2015に参戦してきた。一昨年、昨年に続いて3年目の参戦となる。
Perfume…天使降臨。ただ、途中参加なんであんま没入できず
そっから『Party Maker』、『だいじょばない』などを演りつつ、最後は『チョコレイト・ディスコ』で〆だった。
位置取りがよくなかったかな?と思う。中央前方は盛り上がってたし。
ステージを観ている観客の温度は別に一定ではないのだ。圧死上等で両手振り上げながら飛び跳ねたい人もいるし、少しスペースのあるところでゆったり踊っていたい人もいる。棲み分けがあって、自分の楽しみ方に合わせて観る場所を決める部分もある。
俺は前者だったので、そしたらそれなりのところにいなきゃいけなかったかな、とも思う。でも、個人的には一昨年のが楽しかったです。基本照明明るすぎない?とか低音効きすぎじゃない?とかも感じた。
Perfumeの三人は素敵でしたよ。かわいい。一生懸命。あと脚キレイな。
照明が落ちたステージで闇を裂くようなスポットライトだけを浴びて歌う三人は神々しかった。なんかこういうの邪教の装置で使えそうだな、というか昔は絶対そうだったよな。女子と照明と音楽…。
なんかそういうことを考えたりした。
今後も応援してます。
Marilyn Manson…狂乱。あと、聖書の着火を無事確認
23時20分ごろ開演。
アルバムは何枚か持ってるけど、ライブは初だ。音楽雑誌のライブレビューにあったパフォーマンスで聖書を燃すとかそのせいで会場周辺にキリスト教関係者が出張って入場を考え直すように呼びかけているとか、そういう物騒な話で想像と恐怖をただ膨らませていた時期を経ての初マンソンだ。
そのうち、ステージの調整が終わったらしく照明が落ちる。客席から歓声…というか怒声のようなものがいくつか飛ぶ。この瞬間はけっこうマジでゾクゾクする。
そしてマンソン降臨。わかった曲は『Disposable Teens』『mOBSCENE』『Personal Jesus』『Angel With The Scabbed Wings』『The Dope Show』『Rock Is Dead』『Antichrist Superstar』最後は『The Beautiful People』で〆。
『Disposable Teens』で周りが沸騰するのがわかった。頭ガンガン振ってるやつとかわけわかんねえくらい暴れてるやつとかいる。俺もむちゃくちゃ声張った。
以降はほぼサウナ状態。ときどき空調の風ががーっとくるのが気持ちよかった。
あ、上記した聖書着火ですが、『Antichrist Superstar』で普通に燃してましたね。なんか感動した。有名な芸人の有名な一発ギャグ生で見たみたいな(失礼か。…でもどっちに?)。
でもライブのたびに聖書燃してたらそこらのパンピーよりかマンソンは聖書に金出して買ってるよな…とか思った。やっぱ火のつき方にもこだわりがあるんだろうか。どこの出版社のは派手に燃えるわりにすぐ燃え尽きないから手が熱くなくていいゼ…(マリファナを片手に)みたいな。
ひょっとしたらアメリカのどっかの山奥に伝説の聖書職人みたいな人がいて、ライブのたびにマンソンがそこをドル札詰めたトランクケースを下げて自ら赴いてたりするんだろうか。そして職人の前で土下座しながら依頼してたりするんだろうか(マリファナを片手に)。
職人は依頼を受けた後もちろんその金を暖炉にくべて「こうするのがわしの楽しみなんだ」的なことを言うんだよな…。燃え上がる聖書を見ながらそんなことを考えた。
ハイライトはその『Antichrist Superstar』かな。手拍子+雄叫び×16。楽しかったです(↓知らない人のために。こういう人、こういう曲)。
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最新作より俺はこっち。『MY COLOR』みたいな踊れる曲から『575』『スパイス』みたいなせつなくて可愛い曲まで、聴いててはしゃげるアイドルとしてのPerfumeがものすごく高いレベルで表れてる作品だと思います。
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アンチクライスト三部作から『the golden age of grotesque』まで、俺の欲しかったマンソンはとりあえずほぼこの中に。剥きだし、直球の憎悪あり、変化球ありとバリエーション豊かだけど、全篇とおして落ちることのない異様な攻撃力を誇る。