サマーソニック2016の感想について(サカナクション編)

はじめに

 ソニックマニア2015最高! perfumeかわいい! マンソン、プロディジーカッコいい! 2016年も最高のアーティストの演奏で夜通し踊りたい!

 

 って、あれ…?

 

 「2016年ソニックマニア中止のお知らせ」

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 でも行ってきた。
 
 レディオヘッド観たい友人の同行と、サカナクション観たい、あとやっぱ俺もついでにレディへ観てえ、の合わせ技一本による決心。6月のことであった。
 というわけで、以下サマーソニック2016、東京はサカナクションレディオヘッドのステージレビューです。
 
開演まで

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 8月21日14時頃、東京会場の公演を見るべく海浜幕張に到着。知人と合流し、他のお客さんたちの流れに乗って幕張メッセに向かう。
 日差しがものすごい。来るときに買ったポカリを早くも空けて、水を追い買いする。
 前夜祭であるソニックマニアは過去3回参戦(笑)したことがあるけど、日中開催のサマーソニックははじめて。メッセに入り、トイレの行列、空いてるスペースで横になって体力を回復させてる人たちの光景にフェスの空気を感じつつ、場内右手の通路から屋外へ。いざ、未知の戦場マリンステージに突入したのだった。
 
サカナクション…エンターテイナー。そして、けっこう汗くさくロックバンド。つまり、カッコよし
 前回サカナクションを観たのは2014年のソニックマニア。そのときと同じ、「ラップトップコンピューターの前にメンバーが集結するかたちで開演→そこから展開してバンド形態にフォルムチェンジ」というスタイルが今回もとられる。
 
 この日は、後半の怒涛の攻勢がイカす『ミュージック』で開戦。その後、『アルクアラウンド』、『Aoi』とアガる曲が三連続。
 いきなり沸かせに来た印象が強く感じられたのは、おそらく会場内に一定数いるだろう「サカナではなくレディへの位置取りが目的でいまから会場内にいる勢」まで楽しませる作戦…かどうか知らないけど、いきなり体揺すぶり続けられる十数分。
 
 『蓮の花』からしばらくスローな曲が続いた後、舞妓さん?もステージに交えて再度攻撃態勢。『夜の踊り子』、『アイデンティティ』、『ルーキー』と、陽が落ち始めた場内を疾走。最後は『新宝島』で〆。PVでもやってたサビ前の「オゥ!」ダンスが観られた。
 全体的に縦ノリできる曲が多く、俺ぐらいの「体動かせるサカナクションが好きなライトなファン」がけっこう得するセットリストかなあ、とか勝手に思いました。
 
 感じたのは、この人たちはやっぱりロックバンドで、汗くさくてカッコいい、ということ。
 開演時のラップトップ形態が示すように、電子的でスマートな部分も確かにこの人たちの一面だと思うけど、それはあくまで一つの表れに過ぎなくて、最初つけていたロボメガネを外した一郎さん(山口)は喉にスジを浮かべて叫び汗を散らせ、踊って煽って踊る激情と身体のヒトだった。
 途中でなぜか和太鼓をぶっ叩くパートがあったんだけど、他のメンバーの人もなぜか獅子舞を従えて楽しそうにドコドコやってたりとかギターの人の『新宝島』のソロとか、みんな体使っててバンドしてていいなあ、とか思った。
 
 屋内会場であるソニックマニアからサカナクションを知った俺としては、実は室内の音響と照明で観た方が没入できるバンドだと勝手に思っていて、それは正直この日のサマソニを体験した後もそうなんだけど、覆うもののない空の下で体から吹き上がる熱気もあらわにロックしてる一郎さんたちは、これはこれでなかなかよかったと感じた次第です。ちなみにセットリストはコチラのサイトに詳しい。
 
 長くなったので続きは分載。後半はレディオヘッドの感想。です。