2022年7月2日について

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 波打ち際に、父親らしき男性に手を引かれて、小さな子供ともっと小さな子供の二人が立っていた。

 俺もああいうことがあったかな。覚えてないが、きっとあったんだろう。

 人生のすべてが、親に手を支えられて生まれてはじめて海の中に入っていったときにあって、あとは全部余生だって、何が悪いんだ、という気がする。

 この世のおおよそすべてのそれぐらいがそこにある気がする。

 でも、もっといいものがまだ存在するというフリをするために生きている。

 

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 カツオノエボシ

 

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 ツバメ。

 

 2022年7月2日。